DELL XPS 8920の電源を交換する part2

 DELL XPS 8920の電源を無事に交換できました。案外すんなり交換できて拍子抜け…(笑) 初心者にもわかるように画像付きで解説をしていったら、とんでもない長さの記事になってしまいました。

交換編というわけでpart2です。part1はコチラからどうぞ。


★XPS8920については、以下の交換も行ってます。ご参考まで…!


photo by iPhone12pro


購入した電源


コチラです。part1でも説明しましたが念の為…。460wありましたので、約200wの向上です。玄人志向というブランド、親父がPC組むのが好きで実家でよく見ていたブランドではありましたが、まさか自分が購入するとは…(笑) 蛙の子は蛙。


フルプラグインタイプですので、電源側はとってもシンプルでした。ここにブスブス挿していくわけですね。


付属のケーブルもこういった形で目印が付いていました。わかりやすい!



一緒に購入したもの


XPS8920はスリムDVDドライブが搭載されていました。こちらの電源はSATA電源ケーブルから分岐したケーブルで給電されていました。同じようなケーブルを探していたところ、スリムドライブに給電できて、さらにSATAケーブルとしても活躍してくれる一石二鳥のケーブルを見つけましたのでこれを購入です。



何があるか分からないので、とりあえず延長ケーブル…(笑) 結果、買っておいて助かりました。



電源を交換する

まずは購入した電源が本当にXPSに合うか…。もともとついていた電源をずらしてみて、新しい電源をあてがいます。


無事に合いそうです~良かった! 




ここからは元々付いていた電源のケーブル等を抜いていきます。以下を抜きます。順番は作業順ですが、お好きにどうぞ…。

  1. HDD(Dドライブ)のSATA電源ケーブル
  2. SSD(Cドライブ)のSATA電源ケーブル
  3. スリムドライブのSATA電源ケーブル + SATAケーブル
  4. マザボのATX電源ケーブル
  5. マザボ-CPUのEPS12Vケーブル


1.HDD(Dドライブ)のSATA電源ケーブル

赤丸の端子を引っ張って抜きます。このDドライブはXPSでは基本的には存在しないので、後から追加した人のPCにしか存在しないです。


2.SSD(Cドライブ)のSATA電源ケーブル

指先のSATA電源ケーブルの端子を引っ張ります。


抜けました。(抜くたびにメキメキ言ってぶっ壊れそうで怖い)


3.スリムドライブのSATA電源ケーブル + SATAケーブル

2で抜いたSATA電源ケーブルから分岐していて、スリムドライブにつながっています。


スリムドライブにつながっているケーブルは両方抜いちゃいます。2の電源から繋がっていた方はそのまま放置で良いですが、もう一方のSATAケーブルはマザーボードにつながっています。


というわけでこのSATAケーブルをマザボから抜いちゃいます。抜く理由は、先程出てきた「アイネックス Slimline SATA電源変換セットコネクタ SLS-3005SA」のケーブルをコチラのマザボにぶっ差し替えるからです。


4.マザボのATX電源ケーブル

この指先にある極太チクチク端子を抜きます。


抜いちゃいました。この端子は爪があるので闇雲に引っ張ったらぶっ壊れますね。


5.マザボ-CPUのEPS12Vケーブル

この4pin端子です。これも爪を押し込んで引っ張ると抜けます。


抜けました。このCPUのケーブルだけ、左側に見えているファンの下に掛けて配線が回されています。そのため、最終的に電源を取り外す際には、うまい具合に回されている配線を外していかないといけないです。そんな複雑でもありませんでした。



さて…ここまで来ると

こんな風に電源を取り外せちゃいます。唯一、「5.マザボ-CPUのEPS12Vケーブル」の取り回しだけが面倒でしたが、初心者でもここまですんなりこれました。




ここからは取り外した順番とほぼ逆の順番で各種ケーブルをつないでいきます。あくまでもケーブルをつなぐだけです。新しい電源のプラグイン端子には繋ぎません。(先につなぐと配線の取り回しがめっちゃめんどくさいことになるので)

  1. HDD(Dドライブ)のSATA電源ケーブル
  2. SSD(Cドライブ)のSATA電源ケーブル
  3. スリムドライブのSATA電源ケーブル + SATAケーブル
  4. マザボのATX電源ケーブル
  5. マザボ-CPUのEPS12Vケーブル

5→3→4→2→1の順番でやっていきます。3⇔4になっているのは、先にマザボのATX電源ケーブルをつなぐと作業がめっちゃしづらくなるためです。



5.マザボ-CPUのEPS12Vケーブル

購入した電源に付属している「8PIN CPU」という札のついたケーブルです。初見で8pin(4pin/4pin)になっているのでびっくりしましたが、4pinずつ割れていますので問題無しです。4pinのどちらかをマザボに挿せば給電はされます。


どっちかをマザボに挿して終わりです。もう片方はこのまま放置です。なお元々の配線の取り回しを参考にして、赤丸の部分の爪に配線を掛けておきました。こうすることで、PC本体内でケーブルが宙ぶらりんになることもありません。


3.スリムドライブのSATA電源ケーブル + SATAケーブル


ついに出ました「アイネックス Slimline SATA電源変換セットコネクタ SLS-3005SA」です。


スリムドライブにコネクタを挿します。


無事に挿せました。挿せないかもと思っていたので挿し込めた瞬間に「お…マジか…」と驚きました。


SATAケーブル(青色)の方はマザボに挿します。


挿しました。


SATAケーブルを接続したことでスリムドライブ→マザボに繋がりました。赤色のSATA電源ケーブルは後々繋ぎますので一旦放置します。


4.マザボのATX電源ケーブル

新しい電源に付属していたケーブルにぶっといATX電源ケーブルがあったと思います。これを使います。


マザボの端子を確認し…


挿し込みました。3で接続したSATAケーブル(青)は、ATX電源ケーブルの後ろに這わせておくと宙ぶらりんにならないのでオススメです。


2.SSD(Cドライブ)のSATA電源ケーブル

CドライブにもSATA電源ケーブルを挿します。


新しい電源に付属していたSATA電源ケーブルを接続しました。この付属ケーブルは2本付いていまして、増設可能なようにSATA端子(メス)がたくさんついていました。とりあえずぶすっと挿します。


挿した後に気づいたのですが結構…ケーブルが張り出しています。このままではPCケースが閉じられなくなる可能性があるため、他の手段を考えます。


ここで出てきたのが延長ケーブル(笑)買っていてよかったー!


Cドライブに延長ケーブルを挿し、付属のSATA電源ケーブルを延長ケーブルにつなげて給電するわけです。延長ケーブルは柔軟性があるので問題なくケースに収まりそう。


うん、全然問題無さそうですね。良かった良かった!


スリムドライブの赤色のSATA電源ケーブル。こちらは上のようなイメージで、今回取り付けた付属のSATA電源ケーブルのオス端子につなげておきます。


1.HDD(Dドライブ)のSATA電源ケーブル

スリムドライブの赤色のSATA電源ケーブルと同様、2で接続したSATA電源ケーブルのどれかのオスを挿します。




一通りケーブルを挿しましたが、ここで1点注意点があります。

電源⇔マザボの間にケーブルを取り回す場合はこの指先の部分で取り回してください。電源を開いたり/閉じたりする際に干渉させないためです。


ケーブルはこんな感じで出しておきましょう。






後は各種ケーブルを新しい電源に繋いでいきます。


この電源はしっかり電源のプラグイン側の名前が書いてあるので分かりやすかったです。


一旦、PC本体に電源を取り付けます。


試運転。


おお~! 無事に起動しました。負荷の掛かる処理をさせてもしっかり安定しています。良かった~一安心。


再度電源ケーブルを取り外し、仮止めしていたネジをすべて増し締めしておきました。


無事に電源交換が完了しました。色々ネットに情報が転がっていて助かりました…調べてば初心者でもなんとかなるもんですね:)



作業としては以上で終了です。なお、こちらの手順を参考にされて問題が発生しましても責任はとれませんのであしからず…。

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